謎ルールは辞めても問題なし!
先述したように、職場にはさまざまなローカルルールが存在します。これらのローカルルールはいつから存在しているのか定かではないものも多く、規則として厳密に決められているわけではありません。そのため、中にはローカルルールに振り回されて疲れてしまう人もいます。
日本人特有の気質が大きく関係している
「新人は誰よりも早く出勤して掃除したり、その日使用する備品や物品を準備したりしなければならない」といったローカルルールがいくつかの職場に見受けられます。しかし、仕事に慣れていない新人が出勤前の忙しい時間の合間を縫ってそれらを準備するのは非常に大変です。就業規則として明記されていたら業務の一環として守らなければなりませんが、ローカルルールはこれまでの惰性で続いてきた慣習のようなものも多く必ず守らなければいけない、というものではありません。こういった作業は環境を整えるためには必要ですが、新人にばかり押しつけるのではなく従業員全員が協力し合って行うのが当たり前です。「早く来たから準備しておきました」と自主的に行う分には問題ありませんが、業務時間外に強制されるのは仕事に不慣れな新人とはいえ、納得がいかないでしょう。新人にとって先輩の発言は絶対に近いものがあります。不自然だと思っていても逆らえずに従っているうちに慣れてしまい、疑問に感じることもなくなってしまうでしょう。
誰かに教えるときは自身が経験したことを基にして伝えようとします。しかし、「自分がこうだったから」「みんながやっているから」と経験を踏襲する日本人特有の気質は、見えない慣習、つまりローカルルールを生み出す原因にもなっているのです。
不自然なルールは辞めても問題ない
ローカルルールは仕事を円滑にすすめるために必要ではありますが、我慢して続けなければならないルールは誰のためにもなりません。日本では「長い時間働き続けること」を良しとする「我慢の風潮」が根強く定着しています。しかし今、社会全体で生産性を高めたり、効率化したりする働き方へと改善する傾向になっています。その結果、辞めても問題ないローカルルールは撤廃され、悪しき慣習を辞めたことで、「時間に余裕ができて効率が上がった」という声も多く聞こえるようになりました。
上司や会社の制度が変わったときは、その不自然なルールを変える絶好のタイミングです。信頼できる人に、疑問に思っていることを相談してみましょう。「しなくてもいい我慢」が減っていけばもっと働きやすい職場になっていきます。これまでのルールを変えるのは勇気がいることですが、頑張って一歩を踏み出してみましょう。
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自分に合った転職エージェントを利用する
求人には一般公開されている求人と特定の人にしか紹介されない非公開求人の2種類があります。転職エージェントに登録すると、高待遇の求人が多い非公開求人を紹介してもらえるため、希望条件よりも良い条件で転職できます。
看護業界
特殊なルールが多いといわれている看護業界では決して口に出してはいけない「魔の言葉」があります。多忙だといわれている看護師にとって、比較的穏やかな時間を壊してしまうその魔の言葉は、口に出さず心の中で唱えるのがルールです。
ローカルルールを設けるメリット・デメリット
ローカルルールを設けることで仕事の効率が上がり、業績アップにもつながりますが、締めつけ過ぎるとマニュアルに沿った画一的な考えしか持たなくなります。既存のやり方ばかりで新しいアイデアが生まれないと時代に取り残されてしまうでしょう。