各業界のローカルルール
ローカルルールは仕事をするうえで必要なルールだけではなく、これまでの慣習として続いている謎ルールも含まれています。金融業界・IT業界・看護業界を例にして、どのようなローカルルールが設けられているのか詳しく見ていきましょう。また、ローカルルールは日本人特有の気質が起因となっていることも多いのですが、謎ルールは仕事の質を低下させてしまうだけです。我慢して従っていてもかえって効率を下げるだけなので無理に従う必要はありません。
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金融業界
金融業界のローカルルールは他の業界に比べて厳しいといわれていますが、それは大きなお金を扱い、不正などの悪事に手を染めやすい環境に身を置いているからです。なれ合いを防ぐために転勤の回数が多いのもそれが理由です。2年~3年の短いスパンで転居を伴う異動を繰り返すのは大変です。特にお子さんのいる家庭にとっては学校の問題もあるため、単身赴任を選ぶ人も多いようですが、転勤を重ねることでさまざまな経験を積むことができるため、将来のことを考えるとそれほど悪いローカルルールではありません。
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看護業界
看護業界は他の業界に比べて特殊なルールが多くあります。その中のひとつ、患者への対応ルールについて見ていきましょう。病院には突発的な病気やケガで訪れる外来患者や入院して治療に専念している患者、死期が近い患者、など色々な患者がいますが、「死期が近い患者の処置はなるべく午前中に済ます」のが暗黙のルールとなっています。これは体を動かすことで容態に何らかの影響が出る可能性があるため、人手の多い日勤の時間帯に対応できるように「午前中に」行うことになっています。
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ローカルルールは仕事の質を低下させる
ローカルルールは仕事をスムーズにすすめるためには必要ですが、過剰に設置してしまうとルールそのものを守ることを重視してしまい、質が二の次になってしまいます。また、不測の事態にも適切な対応ができないため、悪化させてしまう可能性もあります。たくさんの仕事をスムーズにすすめるためにルールは必要ですが、それでは競争社会を乗り越えることはできないでしょう。ルールで締めつけるのではなく、仕事の効率化を目指し環境を整えるためにルールが設けられているのです。
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IT業界
IT業界は情報の伝達スピードが重視されるため、タイムラグが生じてしまうメールよりもチャットでやり取りをすることが多いのですが、文字で伝えることはできても口に出すことが難しいため、コミュニケーションがままならないといったデメリットもあります。同じIT業界ならばチャットのやりとりだけで成立するかもしれませんが、他の業界の人とのやりとりが皆無なわけではありません。言葉遣いや電話の取り方など、社会人として当たり前のビジネスマナーは身につけておきましょう。
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謎ルールは辞めても問題なし!
ローカルルールは就業規則のように契約書を交わしているわけではないため、必ずしも従業員の合意が必要なわけではありません。しかし、「みんながやっているから」という日本人特有の経験を踏襲する気質もあり、多くの人が疑問を持ちつつも大人しく従っています。ローカルルールには仕事をするうえで必要なルール以外に、不自然な謎ルールもあります。我慢してまで続けなければならない謎ルールはかえって仕事の効率を下げてしまいます。無理して従う必要はありません。
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小売業界
小売業界には、他業界では見られない独特のローカルルールが存在します。たとえば「商品棚は常に満タンに保つ」「レジの待ち列は3人まで」といった接客に関するルールから、「朝7時のパン売り場は焼きたて商品100%」「夕方5時は惣菜の品揃えがピーク」など、時間帯に応じた商品展開の細かなルールまで。一見厳しく感じるこれらのルールには、すべてお客様満足度を向上させるための理由があります。ここでは、小売業界で徹底されているローカルルールとその背景について解説します。
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接客を重視する小売業界には、ほかの業界にはない独自のローカルルールが存在します。ここでは、「満タン陳列」「レジ待ち3人まで」「黄金時間」など、お客様満足度向上のために設けられた厳格なルールの数々を紹介します。
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